2015年9月27日日曜日

バンドの次なる予定

 ベースとドラムがいない状態なので本格的にとは言えないけれど、一応今の形でバンド活動再開してから、1枚のCDを作り1度ライブを行った。
 昨年12月に作ったCDの方は、結局のところ過去のどのアルバムよりも多くの枚数が人の手に渡っている。今までのパラメキア帝国のCDに比べると有名な曲が少ないし曲調も深刻だけど、自分のやりたいことは沢山できたので、今更ながら作れてよかったなぁと思っている。
 また、ライブの方は復活したよというお披露目と「なるべく緊張しない」というはっきりした目的があったので、まあ色々トラブルはあったけども、やった甲斐はあったと思う。

 で、次の活動はどうしようかなと考えている。
 ライブというのは間を空けずにどんどんやっていかないと上手くならないんだけど、引っかかることが二つある。やはりベースとドラムがいないので、やるにしてもまた打ち込みに合わせることになる。ベースとかドラムをやっている友達なんていないので、というか、友達自体が少ないこともあり…誰かにやってもらえる可能性は少ない。

 もうひとつは、娘ふたりがまだ小さいことである。前回のライブに関しても、夫婦の趣味のために誰かに子どもを預けるということがどうしてもできず、メンバー全員で合わせるのは本番の一発勝負という形になった。
 そりゃ「全ての時間とエネルギーを子どもに捧げます」なんて親よりも、自分の楽しいこともバランスよく取り入れて、余裕を持って子どもを育てた方がいいんだろう。しかし、僕にとっては子どもと遊ぶのは大きな楽しみであって、なおかつ生きる意味にもなっているので、どうしてもその時間を削れない。動物園や公園に行ったり、映画を観たり、一緒に絵を描いたりプラ板を焼いたりしていると体の芯から幸せが湧き出てくるんですよ。
 だから、もう少し娘が大きくなって一人でも楽しいことを発見したり、僕が一緒にいなくてもキレなくなってからライブをすることにしたいと今は思っている。

 そんなわけでメンバーにも相談のうえ、次の活動はCD作りということにした。

 思い返してみると、前のCD(Push Start My Heart)は、実は途中までCDにしようと思っていなかった。なんとなく久しぶりに録音でもやってみるかーと夜更かししてギターを弾いてみたら、けっこういい感じでできたのだ。
 家で大型アンプを鳴らすのもサイレントボックスとアッテネータのおかげでできるようになった。また、全然ミックスとマスタリングの腕がない僕がやったものをボブがきれいに直して、音質も以前よりずっと聴きやすいものにしてくれた。じゃあ、もう一曲…と続けていって、これって一枚CDができるのでは…?という流れになったのだ。今聴くと、自分の好きな曲がたくさん入っているのはいいけれど、主に選曲や曲調の面で、もう一考できたのでは、と思うのである。

 次作るCDでは好きな曲を好きな順に編曲・録音という形にしようとは思っていない。先に曲決めをして、きちんとアルバム1枚の流れを考えて作るようにしたい。そして、前のアルバムは手にとってくれた人にさえ「ほとんど知ってる曲がなかった」と言われたので、もっと有名な曲も入れたい。
 そう思って、春にライブが終わってから、あーでもないこーでもないと考えていた。このバンドの選曲は、ライブにしろCDにしろ、ほぼ僕一人でやってきたのだった。
 実は、パラメキア帝国のメンバーって、てまりんもボブも、「人のこと考えていない」部類だ。あの人らときたらポップでキャッチーな曲やら、一緒に盛り上がろうぜというアルバムは一切聴かない。アーティスト然とした音楽というか、これが俺の表現だというものに魅力を感じているように少なくとも僕からは見える。だから、彼らに助言を求めても「いいと思うよ。君が思う通りで」という反応が返ってくるに違いない。今までの長い付き合いからきっとそうなる。

 こうして、叩き台と言える曲たちと、アルバムの流れができあがった。(叩くのも自分一人なのが寂しいのだが…)
 今考えてみると、前のCDの1曲目、サガフロの「旅の幕あけ」はちょっと絡みづらかったかもしれない。イトケン曲って、これとアセルスかよ…バトル曲無いのかよ、みたいな。
 だから今回の1曲目は超がつくほどメジャーな曲、かつワクワクする曲にした。
 ファザナドゥのパスワード画面、「いのりのことば」だー!
 …超はつくけど、マル超シリーズの超だ。もう、これだけは他の曲に変える気がしない。これしかない。

 実は一曲すでにアレンジが仕上がっている(終わりの部分の再検討だけが残っているが)。
 時間をかけて作れたので、編曲はかなり練れたと思う。そしてCDを作るんだから、全部これくらいの完成度にしたいと思っている。
 ただ、できあがったのは悲しくて重苦しいバラードである。1曲目が「いのりのことば」だと、かなりシリアスで重いCDになりそうな予感がする。
 今ならまだ間に合うので、これを読んでいる人でバトル曲は何にした方がいいよとか、これやってみればというご意見があればコメント欄かweb拍手で聞かせてください。(下の「◯件のコメント:」というのを押せば匿名でもコメント書けますので。)今のレトロゲーマーの人がどんな曲を聴きたいのか僕は全然把握できていません。

 このままだとタイトルも「くやんでは なりません」とかになって、かける度に重い気持ちにさせるアルバムになってしまうので…

  
 P.S.
 web拍手のお返事ー(遅くてごめんなさい)

「前に買ったCDをなくしてしまったので、また買うことはできませんか。たしか、しんでしまうとはなにごとかというタイトルです。」
 ありがとうございます。で……ほんとに申し訳ないのですが、以前のCDを聴くと口から人魂が出そうになるので、今は再販を考えていないのです。(また、三枚目のCDに関しては、探しているのですが音源自体が自分の手元にありません。)何人かの方から声をかけてもらっているのですが、若気の至りとか何かそういうので済まされないので…。その時の収録曲の、サルーインをこの前のライブでやったりしているので、いつかまたライブでとか、再録とか、そういう形でやりたいと思っています。