2014年9月24日水曜日

選曲は楽しい。

 いいアルバムというのは、しっかり一曲目から最後まで聴きたくなるものだろうし、僕もそういうものを目指したい。そして、通しで聴いてもらえるものって、バラエティに富んだサウンドや曲調があるものであって、金太郎アメみたいに同じような曲が続くのではダメだと思う。「どの曲を聴いても、このバンドのいいとこ全部入りだぜ!」みたいに気合いの入ったアルバムってのも、結局聴いてて眠くなってしまう。
 
 パラメキア帝国はギターインストバンドなので、メロディもギター、間奏のソロもギター。そしてギター担当者が二人とも何らかの形でHM/HRを通って来ているもんだから、メロディ以外の部分でもギターリフが多い。(まあ、パワーコード抑えてデッテケデッテケとリズムを刻み続けるのはアラーキーさんが嫌いだったからというのもあるが。)

 今回のCDは、自分が好きな曲を好きな順に弾いて行ったものがメインになるので、やはりこれから足すとしたらバランスを取れるような曲調の物が良いと思っている。
 そこで考えたのが、メドレーと歌もの である。メドレーは前からすごく好きで、まあ初めてパソコンを買ってインターネットをつなげて、leSYNさんのメドレーを聴いて、うわー、こういうのやりてー…となったわけだけど。
 メドレー担当は僕なので、このバンドを始めてからCDでもライブでも、ホントに数多の曲をつなげてメドレーを作って来た。

 今回は、以前作ったファミコンディスクメドレーの12分というのが長過ぎたので、その反省のもと、全部で数曲というサイズのメドレーをやってみたいと思っている。
 いま取りかかっているのは、「格ゲーメドレー」だ。
 でもまあ、このバンドらしく、ギースにしょうゆとかそういう元々カッコいい曲はやりません。カラテカのファンファーレで始め、波の音に紛れてベースがフェードインしてアーバンチャンピオンに、その後タッグチームプロレスリングやケルナグールにつなぎ…というものを今アレンジしています。ゆっくりになってしまうけどファミコンの曲が好きな人にニコニコしてもらえるものを仕上げたいな。

 そして歌ものについても、てまりんの都合に合う範囲でやってみたい。せっかくしっかり歌える人がメンバーにいるのに、歌が出てくるのが月風魔伝の間奏だけというのはもったいない。
 それと、声楽の人+ゲームミュージックという括りって、どうもエンヤとかみたいな、はーきれいですね系アレンジに行きがちだけど、僕はなんか違う気がするので、ロックバンドの中で声が生かせる曲を、と思っています。こっちはまだ曲も決まっていないので、全部これからなんだけども。
 
 アルバムに何を入れようかなと考えることって、遠足の前日準備でリュックサックにお菓子を詰め込んでいるみたいに楽しい。以前はどんな曲入れたらいいかな…とバンドを聴いてくれる人に意見を求めたりしていたけど、今の状況では難しいしなぁ。家のサントラを引っ張りだして色々聴いてみよう。 

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